アナログオーディオフェア―

アナログブーム?に便乗してか単なるオーディオフェア―ではなくアナログオーディオフェア―なるものが6月13日、14日に開催された。

有楽町の交通会館で春秋開催されるオーディオフェア―が縮小の一途をたどり とうとう年1回の開催になったようだが 今もやっているのか?暫く行っていないのでわからない。前に勤めていた会社のすぐそばで開催されていたので営業の途中に寄り道したのはよい思い出である。

アナログに回帰して2年近く経ったキタサンとしては現代アナログがどういう状況なのか   リサーチも含めて会場に足を運んだ。
最終日の日曜の午後とあってそれなりに混んでおり部屋によっては満員でぎゅうぎゅう詰めの所もあり 盛況であったと思う。
アナログ熱は本物か!と言いたいところだが想像通り年配の方が大半(笑) かなりご高齢の方もそれなりに多かった…。

私が以前 某オーディオコミュでジャズを聴くのに近未来的なプレーヤーは似合わないと頂いたコメントの中で冗談まじりで書いたら怒られ それからそのコミュとは疎遠になっているが現代アナログプレーヤーは その近未来的な筐体の物が殆どで今回展示されていたのも大半はベルトドライブ方式の形だけは立派な?それらのものばかりだった。

誤解が無いように言っておきたいのだが その価格だけは高価なプレーヤーの数々で演奏された音楽を今回 色々なブース、部屋で聴いたが とても自分の所では出せないような立派な音がしていて感心した。プレーヤーだけではなくカートリッジ等も何十万という高価なものを装着していたようだ。いわゆるS/N比が良く 静寂の中から音が湧きあがり高域の響が素晴らしく、地響きのような低音が部屋全体を揺れ動かす。そういうものを目指しているのかもしれない、それならばCDでも変わらないじゃないかと考えていたり ホームオーディオの範囲で十分と考えている世代、人達には余りにも高価な贅沢品でどこから手をつけていいのか分からない特別な世界になっているのではないかと危惧したり複雑な思いでいた。

たまたまジャズの名盤をかけていたブースがあるので聴いていたら平面的な音でガッカリした。演奏が終わり今度はアナログをかけてみますと説明員が話してアナログに替えて演奏が始まるとさっきのCDよりはましだが高域や低域を強調して音のメリハリは出ているが何となく平面的であるのは変わらない。高音質のリマスター盤らしいが一応マスターテープからダイレクトカッティングしたものという事の様だが半世紀前のマスターテープ自体もう劣化して そちらの方にも原因があるのかと思い、早々とそのブースは後にした。

文句ばかり言っているようだが(笑) 熱心に聴き入ってしまったブースもある。ヨシノトレーディングのブースだと思うがその近未来的な(笑)クリアオーディオのプレーヤーで リニアトラッキング方式を使っているのか?オーケーストラのセパレーションが物凄く良く、弦の響もそこに吸いこまれるような雰囲気を持ち、立体感も出ていた。これでジャズだったらどんな感じになるのかと思ったが高級車が軽く買えるような価格を聞いて 妄想を止めてしまった。

もうひとつ気になったのはAIR&TIGHTのブースであるが部屋も狭く折りたたみ椅子が10席ほど、片側に展示物もある関係上 間口が狭く まるでキタサンの部屋のようで親近感を覚えた。この部屋でジャズがかかっており しかもキタサンが知らないようなマイナーなアルバムがかかっていた。何やらドイツのプレーヤーらしいが こちらも高そうな感じである。ただ出てくる音はドッカン,ガッシンと物凄い音が出ており(部屋が狭いから余計に反響音でそう感じたかもしれないのだが…)いい感じで鳴っているなぁとスピーカーを見ると ものすごい小さなスピーカー…最初は後ろにあるウィーンアコーステックのトールボーイのスピーカーが鳴っているのかと思ったらどうやら違うようである。

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モニタースピーカーAL-3 別名「BONSAI」わずか10cmのフルレンジ、振動板の素材を吟味し磁気回路をアルコニマグネットにしているようだ。
エンジニアの大村さんが「何処まで音楽の感動を再現できるのか?」と考え試行錯誤を繰り返しながら開発したとパンフレットに書いてあった。
50畳、100畳もあるような大きな部屋はともかく一般家庭では過不足なく鳴るスピーカーだと思う。

技術の発展と良い音楽、音を鳴らしたいと言う追及がどんどん素晴らしい作品を生むのだと思っている。単なる懐古主義でこのブームを終わってほしくない、良い物は昔も現在も変わらない その普遍の原理原則はいつも忘れないでいたいものである。

アナログの事ではなく最後はスピーカーの批評になってしまった(^_^;)


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Commented at 2015-06-16 21:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurama66644 at 2015-06-17 20:23
こんばんは。

行くか行くまいか迷ったのですが結局は行ってしまいました。
文中でも何度か書いていますが もはや高級品、ぜいたく品の価格設定でこれから始めようと言う人には縁遠い世界のように感じました。もちろんある程度の価格がないと商売は成り立たないのも分かるのですが…。

帰宅してからレコードをかけ聴くと何となくホッとしました。
Commented at 2015-06-19 04:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurama66644 at 2015-06-19 09:40
こんばんは。

色々進化している事は良い事だと思うのですが 進化すればするほどCDの音に近くなってきているように思えます。聴こえなかった細かな音が分かる、帯域が広がった、静寂感が増した等々それらを求めるなら価格が安い?流行のハイレゾの方が余程 万人受けするようにも思いました。

業界がアナログで目指す方向と言うのは自分が思っているのと違う方向に進んでいるようにも感じてしまいました。
by kurama66644 | 2015-06-15 20:44 | オーディオ | Comments(4)

ジャズは好きです!


by キタサン
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