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アナログレコードの復権か?

アメリカもそうだが日本でもレコードの販売 そして売れ行きが伸びているらしい?と このブログでも何度か記事にした事があったと思う。
アナログに関する雑誌も私がCDをせっせと買い集めていた頃に比べ 最近になり少ないながら書店でも見かけるようになってきた。

「ハイレゾ時代を迎えてデジタル全盛の今 アナログレコードの復権が話題になっている」とある雑誌に書かれていた…

アナログ、アナログとここ1年ぐらい騒いでいた私が言うのもなんだが 復権する事は無いように思う。
実際 自分で試行錯誤行ってみて感じる事だが 利便性が悪い、レコード自体 場所を取る。単純に音質という面だけみるとデジタルに比べ微妙?である(調整が難しい)。
音楽を聴く事が無料である(ユーチューブなどのストリーミングなどで)事が当たり前の若い世代からみるとパッケージ自体無駄と考えられなくもない。
せっかくデーター配信で高音質(いわゆるハイレゾ音源など)な音源をポータブルな機器(比較的安価である,※もちろん高額な機械も存在するが)で再生できるのにわざわざアナログの道を行く人は少ないのではないだろうか? 更にいうならばメンテナンスも大変である。

悪口ばかり述べてしまったが それならお前は何故アナログに回帰したの?と聞かれそうである。

ジャケットが大きくてアートぽいからとか アナログの方が温かみがある音がするとか…なのかもしれないが 「それが非日常的なものだから」が自分にとってアナログを行う一番の理由かもしれない。 CD再生やPC,ネットワーク再生は楽に出来るので(操作性です)日常生活の一部分になってきているように思う。もちろん悪い事ではない、音楽と共存する生活や部屋に音楽が満ち溢れている生活は素晴らしいものだ。BGM的に聴く分には問題ないと思う。

趣味でバイクに乗っていた時 その当時 はやり出した大型?スクーターも乗ったが 楽ちんで乗りやすかった。ツーリングも出来るし目的地にはクラッチ操作をしないだけ気を使わずに運転でき体力的にも疲労が少なかった。しかし「バイク」に乗っている気がしなかった。同じ風を感じて走っていたのだが何かが違う…やり遂げた感じと言うか充実感が違うような気がした。 オーディオはもちろんスピーカー等のセッティングや音楽をより良く表現するためのあらゆる努力が必要であることはわかるしそういう努力を行って結果的にそれを出す機器がワンタッチで操作できる仕組みであっても構わない。

色々な音楽を音質重視で聴いたり方法論で再生の仕方を選んだり様々でありそれが趣味である。そこには対立は存在しない。

非日常的であり何となく長く続けられそうで自分にとってシックリくる事 今の所 レコード再生と蒐集はその条件に合っている。
条件はあっているが 万人向けの趣味ではないような気もするが…。

by kurama66644 | 2015-02-22 17:05 | オーディオ | Comments(0)