生活している場所にふさわしい音楽美

五味さんの著書「オーディオ巡礼」の一説に書かれていた言葉だったと思うが中々含蓄のある響きをもつ。

このスピーカーだから低域が出ない。もう少し高価なツィーターなら気持ちの良い高音が出る。アンプが馬力のあるものでないと振動板が動いてくれない云々…。
機械だけみると何かと不満があり色々考えては悩み、あるいは買い換えてしまう事もある。あるいは部屋そのものがもう少し広ければ響きと余韻がよくなるのに、など部屋の広さも気に掛ける。大方のオーディオをやっている方は思う事ではないだろうか。

大抵はコンサートホールやライブハウス内での聴いた印象、イメージで それに近い音が出ないかと そしてその熱狂と興奮を我が家でも再現。と思い四苦八苦しながら工夫しているのではないかと思う。ただいかんせんそれらの会場、場所とは規模が違う。何倍あるいは何十倍という広さの違いがある一般家庭では(たとえ30畳規模の部屋でも)無理があるというもの。

ならばどうしたらよいか! それぞれの生活空間に合わせた音楽美を追求する事でしかないと思う。
ここで偉そうに「音楽美の追求」と言及したが実は その音楽美なるものの実態がわかっていない自分もいる。

その正体を突き止める為には やはりジックリ聴くしかないのかと思っている。
ジャズは長年聴き続けてきたつもりだが 以前のブログにも書いたが ながら聴きでジックリ聴いて来なかったと思い起こす。

聴く時の気分、心持ちによって曲の印象も変わる事があると思うが それでも聴き続けられるアルバムは自分にとっての音楽美を追及できるアルバムなのだと思う。

生活環境に合わせた機器で自分にとっての音楽美が追及でき 何となくうれしく心豊かになっていけばそれでいいのかもしれない。
自己満足でも自分の気持ちがウキウキすれば 他人に対しても優しく出来るようになる気がする。
決して自己満足は悪い事ではない(笑) 

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リチャード・エバンス トリオ (ARGO LP-658 オリジナルMONO盤)を聴きながら秋雨の中での独り言でした。

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by kurama66644 | 2014-09-07 10:57 | オーディオ | Comments(0)

ジャズは好きです!


by キタサン
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