MONO音源再生の例外
昨秋から MONO,MONOとアナログのMONO再生を強調気味のキタサンですが 実は言っているほどMONO音源を再生はしておりません(^_^;)
まずMONO音源自体 それほど持っていない事と 真面目に聴くと結構疲れてしまうからです。 MONOカートリッジによるMONO再生は情感溢れる 押し出し感の強い音が出ます。それは私の安い機器でも出ます。部屋の関係もあるかもしれませんが聴感上 音圧も上がり ブックシェルフSPでもズシズシ来ます。
私の場合 MONO再生は殆ど50,60年代のジャズに限られます。
現在 ステレオ録音の再生はジャズと言えども比較的小音量で聴いています。
MONO再生の場合だけ大きめの音量で聴いていますが例外のアルバムもあります。
それがこちら。
ご存知 56年録音のサッチモとエラのデュエットアルバムです。
これは二人の会話のアルバムです。 その会話を邪魔しないバックのメンバーも豪華!
ピアノのオスカーピーターソン、ベース レイ・ブラウン、ドラム バディ・リッチ、そしてギターのハーブ・エリスです。目立ちたがり屋で主張が強いバックのメンバーも圧倒されたのでしょうか(笑) 静かなサッチモ (相変わらずダミ声ですが) と品よく丁寧に歌うエラの間には入ってこれない!ただ見守るだけ。
このアルバムはオリジナルのMONO盤で聴きたく 状態が良いものを運よく格安で手に入れる事が出来ました。(基本的にオリジナルでも云万円するようなものは最初から見向きもしません) 状態が比較的良いとはいえ やはり年代を考えると多少チリパチノイズも聞こえます。 ただ二人の会話(歌声)が目の前でさりげなく聴こえる。それだけで良いように思えます。そしてボリュームは小さ目で。 でも十分なのです。